コロナ禍における、映画館の適正換気能力の保ち方とは

映画館は換気がしっかりとされているというのは、世間に知れ渡たり、コロナ禍の中でも鬼滅の刃の記録的ヒットがあったが、実際にコロナのクラスターも発生した事例はありません。
しかし、適正な換気能力が保たれているかどうかは、点検が必要になります。

   

映画館の空調換気システムについて

空調換気システムの種類

映画館には、多くの空調換気システムが存在します。
エアハンドリングユニット、EHP空調機、GHP空調機、ルーフトップ型空調機と代表的に大別するだけでも4パターンあります。
 さらにそこから、CO2をコントロールしているか、湿度をコントロールしているか。外気、給気、排気、還気がどのように流れるように設計しているか。劇場の数だけ空調換気システムがあると行っても過言ではありません。

空調換気制御について

空調換気システムは、映画館によってことなるように、制御の方式も映画館によって多くの種類があります。空調機のシステム、オープンした年代や制御メーカー、省エネについての考え方によっても制御の方式が異なってきます。同じ会社が運営する映画館でも、どれか一つが違うだけでも制御方式が異なるため、設備に精通している人間でないとどのように空調換気が行われているのかが理解し辛いという現状があります。

適正な換気状況の確認には保守点検が必要

保守点検の重要性

映画館の空調換気設備は、同じ会社でも映画館によって導入されているシステムや制御がことなるため、設備に知識のある人間でないと、適切に空調換気が行われているかが確認できません。かと言って、設備専門の従業員を映画館毎に雇う訳にもいきません。
 そこで、重要になってくるのが、保守点検です。保守点検を実施することで、今の空調換気設備の状態を把握することができ、計画的にメンテナンスを実施していくこができます。
 
 空調換気設備でエラーが出たからメーカーサービスを呼んで点検修理をした。
 施設のビル管理の人間が巡回で異音発生していたのを発見してもらった。

上記は点検ではありません。不具合や異常が発生していたものを機械的か人的かの違いでたまたま発見できただけとなります。

保守点検をしていない映画館は、今動いている空調換気設備機器の劣化・摩耗具合もわからない。どのタイミングで何にお金を掛けてメンテナンスした方が良いかも分からない。いつ大きな空調トラブルに見舞われるかも見当がつかないまま、ある日突然、空調換気が機能しなくなる。という状態に陥ってしまいます。

何を点検するのか

 保守点検の重要性は説明させて頂きましたが、映画館で空調換気が適正にされているかについて、何を点検すればよいのかを少し説明させて頂きます。

・空調機
パッケージタイプ、ルーフトップタイプ、エアハンドリングユニットタイプ等、映画館によって異なりますが、エラーに繋がる不具合が起きていないかを確認します。

・送風機
異音や異常な振動が発生していないか。駆動部はしっかりと駆動しているか。

・制御装置
センサーは正常値になっているか。換気量をコントロールするダンパーは問題なく動くか

上記の3つを点検し、総合的に換気ができているかを判断する必要があります。

まとめ

映画館の空調換気が無事にできているかどうかは、
日々の運用管理だけでは、確認ができません。

映画館の特性上、平日は来場者が少なく、週末や連休になると多くの来場者が訪れます。
来場者が沢山来て、機械が100%運転ができているかどうかの確認が、
平日の運用ではわからないからです。

運用されている映画館の空調換気が適正かどうか、
確認する方法がわからない場合は、↓のお問合せフォームからご連絡ください。

まとめ

適正な換気ができているかを確認するためには、専門性のある空調・換気・制御機器を点検し、その結果を総合的に判断する必要がある。

作者名
アミューズメント
設備の仕組み解説の館