映画館の空調省エネ制御

映画館の空調の省エネ制御は、業界では有名な制御システムが導入されています。
ただ、そのシステムも仕組みをうまく理解しないとトラブルの原因になることもあります。

トラブル事例と解決案を簡単にまとめたいと思います。

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省エネ制御システムの問題

空調機がスケジュール通りに動かない

省エネ制御システムは、映画館のHPの上映スケジュールの情報を読み取ることで、
空調の発停スケジュールを設定しております。

その為、HPの上映スケジュールにのらない特別上映がある場合には、
空調がうまく動かないまま上映が始まってしまうこともあります。


特別上映を実施する時には、事前にサポートセンターへ相談・確認をしておく必要があります。
また、上映スケジュールがHPに載っていなかった時の制御方法を事前に決めておくことで、
万が一、相談・連絡が抜けていた時でも、空調を止めない状態を作り出す事ができます。

CO2センサーの制御重複による不具合

省エネ制御システム用の無線センサーを設置してある場合、

もともと設置されていたCO2センサーと
新しく設置したCO2センサーの2つが劇場に存在することになります。

既設センサー→空調機の換気量をコントロール
新設センサー→空調機の省エネ管理をコントロール

上記の様に、それぞれ役割が異なるセンサーとなってしまうため、
どのような制御をされているかを理解していないと
不具合が起きた時に、どこの機械の何を調査しないといけないかが、分からなくなってしまう。

設定温度の変更をしたい

温度設定を変更しても劇場内が冷えない

よく映画館のスタッフの方に相談をうける内容で、

設定温度を下げたのに、劇場内が冷えない。
変更した設定温度が、気が付けば変更前に戻ってしまっている。

ということをお聞きします。

その原因は、省エネ制御システムが、劇場にどこまでの権限を与えるかを、興行会社の本部が決めており、劇場側で設定変更ができない仕組みになっている可能性があります。

サポートセンターと本社それぞれに相談をして、設定温度を変更できるようにするしかありません。

まとめ

映画館の空調省エネ制御システムは、費用対効果も高く、
ほぼ全国の映画館で導入されているというのが実態です。

ですが、どんな省エネシステムでも、仕組みを理解して、
正しく制御させないと、トラブルの元になってしまいます。

映画館の空調省エネシステムの理解を深めたい方は、
下記よりお問合せください。

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作者名
アミューズメント設備
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