建物の室圧測定の必要性について
室内もしくは建物全体の圧力のバランスをエアバランスと言います。陽圧・陰圧という言葉を聞いたことある方もいらっしゃるかもしれません。陽圧・陰圧はエアバランスの状態の指標でもあります。陽圧・陰圧とは違いは何か、もしエアバランスが崩れるとどうようなリスクがあるのか、室圧測定の重要性を解説していきます。
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室圧計画・エアバランス崩れでお悩みの方へ
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エアバランス(陽圧・陰圧)について
陽圧・陰圧どちらが良いの?
食品事業者における換気設備の室内環境の指標にエアバランスを確認する必要があります。実際にはどの様な状態なのか、簡単に説明します。
【 陽 圧 】 屋外気圧 < 屋内気圧
屋外の気圧に対して室内気圧が 高い状態 を表します。
【 陰 圧 】 屋外気圧 > 屋内気圧
逆に屋外の気圧に対して室内気圧が 低い状態 を表します。
大気中の気圧は等圧になろうと働く為、空気の流れは、気圧の高い方から低い方へ、空気が押し出されていきます。台風の風の流れがイメージしやすいかもしれません。
食品事業者様の場合、陽圧状態に保つ必要があります。逆に、臭気を漏れない様にする為には、陰圧状態に保つ必要があります。その為、部屋・建物を用途に応じた設備が必要となります。
なぜ食品事業者は陽圧状態に保つのか?
室圧バランスが崩れてしまった場合、食品事業者様にどの様なデメリットがあるのでしょか?
清浄度を確保するために設置されたフィルター等を通過していない空気が流入するので下記のリスクが考えられます。
①飛来虫等の侵入リスクの増加
②天井裏等の埃を含んだ空気の侵入により異物混入リスクの増加
③湿った空気が隣室に流れ結露等の発生リスクの増加
以上の様に多くの問題が発生するリスクを抱える事となります。
その為、空気の流れを分析して、エアバランスを整え、陽圧状態を維持し続けなければなりません。
空気の流れのを見る方法とは?
空気は見えないけど?
しかし、一般的に建物内の空気の流れは見ることが出来ません。その為、専門業者によるスモークテスターの様な煙を発生させ、流れる方向で空気の流れを調査する方法がありますが、局所的な空気の流れを見れるだけとなります。建物には無数の隙間があり、全体の把握をすることは困難です。
室圧測定による空気の流れ可視化!
空気の流れを確認する為には、
【 室 圧 】の測定が必要です。
隣室に対して、又は屋外に対しての室圧測定の実施により、空気の流れは可視化することが出来ます。先に述べましたように気圧は等圧となろうとする為、気圧が高い場所から低い場所へ流れようとします。
部屋の用途による適切なエアバランスを可視化することで、異物混入等のリスクについて分析することが出来ます。
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