業務用エアコンを清掃しないリスクを解説|清掃業者依頼のメリットと注意点

業務用エアコンの清掃は、施設やオフィスの健康環境を維持するために重要です。この記事では、業務用エアコンの清掃しないことでのデメリット、効果的な清掃手順と清掃の頻度について解説しております。また業務用エアコン清掃を外注業者に依頼する際のメリットと注意点も記載しております。適切な業務用エアコンの管理方法を知り、定期的なメンテナンスを行うことで、エアコンの性能向上や長寿命化が期待できます。さらには清浄な空気環境の維持が、従業員の健康や仕事の効率にも寄与しますので、是非ご参考にしてみてください。

   

業務用エアコンの清掃と実施しないリスク

エアコン清掃とは

そもそもエアコン清掃とは何でしょうか。
【エアコン清掃とは】
エアコン清掃は、エアコンクリーニングとも呼ばれており、エアコンユニット内の異物や汚れを取り除き、効率的な運転を維持するためのメンテナンスです。主な作業としては、フィルターの掃除または交換、ファン、コイル、ドレンパン等の部品洗浄を実施します。

一般的な家庭のエアコンと業務用エアコンは似ていますが、メンテナンスでは更なる注意が必要となります。
こちらでは業務用エアコンにおける清掃について確認していきましょう。
【業務用エアコンにおける清掃とは】
業務用エアコンは家庭用エアコンとは異なり、人が多い環境、業務用設備により汚れやすい室内環境、運転時間が比較的長く、空調機が比較的汚れやすい環境になります。
よって、業務用エアコンの洗浄を行うことは省エネにも繋がる場合があります。
一般的に冬前や夏前など空調機が本格稼働する前に実施することがおすすめです。


業務用エアコンの清掃に関してご理解いただいたところで、実際にどのくらいの頻度で実施すればよいのか確認をしていきましょう。
【業務用エアコンの清掃頻度】
・フィルター
フィルターは一般的には1か月に1度の洗浄を推奨されています。しかし、設置条件や使用頻度によって洗浄頻度を変更する必要があります。
・エアコン内部清掃
エアコンの内部清掃・洗浄の一般的な頻度は年に1回、もしくは2回と言われております。こちらも設置条件や使用頻度によって汚れ具合に差が生じる為、一概には言えませんので、エアコンの様子を見ながら頻度を調整することが重要です。


以上のように、エアコンは周囲の空気を取り込み、吹き出しているため、稼働すると汚れてしまう設備になります。
外観は汚れていなくても、内部の汚れがひどいということもあります。
定期的な清掃メンテナンスが重要となってきます。

業務用エアコン清掃をしないリスク

では、清掃メンテナンスを実施しないで使用していくとどのようなリスクが考えられるでしょうか。
主に4つのリスクが考えられます。

①空調効率が下がり、電気代が上がる
業務用エアコンは前述した通り、家庭用エアコンと比較して使用時間が長く汚れやすい傾向にあります。
汚れは空調機内部の熱交換器等の部品に付着します。こちらの熱交換器は、空気を直接温める、又は冷やす部分となり、
粉じんなどの汚れに覆われてしまうと空気との接触が低下して、空気が冷えづらい、温まりづらい状態になります。
このような状態を空調効率が落ちた状態といい、室内機の汚れをそのままにしておくと、空調が効きにくいことで運転時間の増加、結果として電気使用量が上がることに繋がります。

②不具合や故障を招く
業務用エアコンの室内機の汚れを放置してしまうと、空調機の不具合を招く可能性があります。
室内機内部に付着した汚れがセンサーに付着することでうまく測定ができない、結露水と粉塵が混じってしまうことで結露水を室内機の外に排水する部品廻りでの不具合が生じる場合があります。
またフィルターが詰まることで、うまく空気を室内機に取り入れることができないことでも不具合が生じてしまう可能性があります。

③空気が臭う
エアコンの内部では、加湿器や結露によって水滴が生じることがあります。こちらの水滴と室内機内部の汚れが栄養となりカビが発生してしまう場合があります。室内機内部のカビは目に見えないものの、エアコンを運転する際に臭いが風によって流れ出てきてしまい、お客様からのクレームとなることが考えられます。

④カビや埃等による健康被害
エアコン内部の汚れを放置してしまうリスクとしては、健康被害が考えられます。
内部で発生したカビや粉塵が空調機の風にのって、菌やほこりが室内に飛散してしまうことが考えられます。
目では見えづらい空気中の異物を人体に取り入れてしまうと、アレルギー反応や体調不良に繋がる可能性があります。


このように状況が悪化してしまうと空調機の故障や健康被害にまで及ぶ可能性があります。
空調機のエラーが出ていないから問題がないと判断せず、定期的に空調機の点検と清掃を行うことが重要になってきます。

自分で業務用エアコンの清掃を行うには

エアコンフィルターの清掃手順

ご自身で業務用エアコンの洗浄をしたいとお考えの方もいらっしゃるかと思います。
エアコンクリーニング会社でなくてもできる業務用エアコンの清掃についてご説明していきます。

ご自身で業務用エアコンを清掃される場合は、分解して内部まで清掃することは専門知識がないと難しい可能性が大変高いです。
よって、エアコンのエアフィルターのみ清掃が比較的簡単に実施できる内容となります。
エアフィルターとはエアコンの吸い込み口に取り付けられた、空気中に含む埃やごみ等を取り除く為のフィルターです。
フィルター以外のの清掃は機器の分解や電気関連の保護・切り離し等の技術が必要な為、業者に依頼することをお勧め致します。
エアフィルター洗浄の手順を確認していきましょう。
【準備するもの】
・取扱説明書: フィルターの取外し方や特定の洗浄手順が示されています。
・中性洗剤: 強い洗剤や化学物質はフィルターを損傷させる可能性があるため、慎重に選んでください。
・ブラシや柔らかいハケ: フィルターからほこりや汚れを取り除くために、柔らかいブラシやハケが役立ちます。
・水: フィルターを洗浄するためには水が必要です。
・清潔な布またはペーパータオル: フィルターを拭いたり、水分を取り除くための清潔な布やペーパータオルが必要です。
・保護具: 洗剤やほこりを扱う際に、手袋を着用することで手を保護します。

【流れ】
①エアコンの電源を切る:
安全のためにも必ず行ってください。

②フィルターの位置を確認:
エアフィルターの位置は空調機の種類によって異なります。

③フィルターの取り外し:
フィルターが簡単に取り外せる場合、取り扱い説明書の手順に従って取り外してください。一般的には、プラスチックや金属のフレームに固定されています。

④ほこりや汚れを落とす:
フィルターからほこりや汚れを水洗いや柔らかいブラシを使って大きなゴミを落とします。強い水圧や激しいブラッシングはフィルターを損傷させる可能性があるため、注意が必要です。

⑤洗浄:
フィルターを洗浄する場合は、取扱説明書に従って洗剤を使って優しく洗います。ただし、洗浄が推奨されていない場合もありますので、確認が必要です。

⑥完全に乾燥させる:
フィルターを洗浄したら、完全に乾燥させます。湿ったまま取り付けると、カビや細菌の発生が促進される可能性があります。

⑦取り付け:
フィルターが十分に乾燥したら、元の位置に取り付けてください。

⑧電源を入れる:
フィルターを正しく取り付けたら、電源を入れて空調機を動作させます。

自分で業務用エアコンを清掃する際の注意点

ご自身でエアフィルターを清掃する際の注意点を説明していきます。

①室内機のタイプを確認する
室内機のタイプによっては、エアフィルターの設置位置や取り外し方が異なります。室内機のタイプによっては、エアフィルターの洗浄が困難な場合もあります。室内機のタイプは以下の通りになります。
・天井カセット型
・天埋カセット型
・天吊り型
・壁掛け型
・床置き型
・隠蔽型
フィルターの具体的な取り外し方の詳細は、取り扱い説明書をご確認ください。取り扱い説明書がない場合は、専門業者へお問合せください。
特に天井の中に隠れてしまっている機器はエアフィルターを取り外すことが困難な場合があります。
その際は専門業者へ依頼することをお勧め致します。

②フィルター以外を分解しない・触らない
空調機はファン以外にも電子部品等、様々な部品が搭載されています。
バラバラに分解・元に戻すことができなくなると、空調業者へ復旧をお願いすると想定外の費用が発生してしまいます。
また部品の脱着の際に、部品故障を招く可能性があるのでエアフィルター以外は触らないことが重要です。

③電源を切る
エアフィルターを外すと電源関連が露出し、感電等の事故を招いてしまう可能性があります。
またフィルター脱着時にエアコンを動かしてしまうとケガをする恐れもある為、電源を切った上での作業実施が重要です。

④無理に外そうとしない
経年劣化等でエアフィルターやパネルが外れない場合があります。
その際に力任せに外してしまうと、パネルやエアフィルターが破損してしまう場合があります。
特にパネル部分は油煙等で劣化しやすく、長年設置された機器は少しの力でも破損してしまう場合があります。
また鋭利なものを使用するとエアコンを気づ付けてしまう場合もあります。
エアフィルターの脱着が難しいと感じた場合は、無理をせず、すぐに専門業者へ依頼することをお勧め致します。

業務用エアコン清掃の外注のメリットと注意点

業務用エアコン清掃の外注メリット

こちらでは、業務用エアコンの清掃を清掃業者へ外注した際のメリットをご紹介しています。

①内部洗浄を含めた全体洗浄が可能となり電気代軽減に繋がる
前述した通り、ご自身で業務用エアコンの洗浄を実施する場合には、エアフィルターのみ洗浄が可能です。
業務用エアコン洗浄を外注することで、内部の部品まできちんと薬品洗浄することができます。
特に空調機内部の熱交換器の部分は、埃や汚れが詰まると熱交換効率が落ちてしまい、電気代が上がる傾向にあります。
熱交換器まできちんと洗浄ができる為、電気代軽減に繋がります。

②故障防止
空調機内部や熱交換器に付着した汚れが、ドレン水と共に流れ出てしまうと汚れを巻き込んでしまう為、ドレン関連部品の故障やドレンホースの詰まり等が生じてしまう可能性が高まります。清掃業者は空調機内部の洗浄が可能なため、熱交換器に付着した汚れを除去、故障防止にも繋がります。

③定期的な洗浄で最適頻度の確認
また外注先により定期的なエアコン洗浄を実施することで、適正なエアコン洗浄頻度が見えてきます。
空調機は設置場所・環境によって洗浄の頻度が異なってきます。
各々の空調機の適切な清掃頻度は、定期的に現地空調機を見なければわかりません。
毎回同じ方が現地確認・洗浄作業を実施することで、現状の洗浄頻度・汚れ具合から適正な洗浄頻度を確認することができます。

業務用エアコン清掃の外注の注意点

業務用エアコン清掃を専門業者に外注する際に、設置状況に関して予め確認しておくことで、スムーズに相談することが可能となります。
こちらでは確認すべき設置状況に関して説明しております。
以下の項目を確認できない場合には、作業実施までに時間を要してしまいスケジュールが伸びてしまう場合もあります。
また設置状況によっては実施できないということも考えられますので、専門業者と念入りに打ち合わせすることが重要です。


●空調機の位置確認or図面
洗浄を実施する業務用エアコンの位置と台数を予め確認しておくことが重要です。業務用エアコンの清掃は、まとまった台数を実施することで費用を抑えられる場合があります。エアコンに抜け漏れがないようにご自身での台数確認、もしくは図面を入手しておくことが重要です。特に天井の裏に隠れてしまっている隠ぺい型の業務用エアコンは注意が必要です。
またエラーや不具合がないことも予め確認・共有しておくことも重要になります。

●電源の位置
業務用エアコンの洗浄時にも空調機の電源をOFFにする必要があります。業務用エアコンのブレーカー位置に関して事前に情報を確認が必要になります。

●敷地内に広めな水場
業務用エアコンの清掃時には水を使用します。その際に水場が必要となる為、現地のバックヤード内や清掃用など、使用しても問題ない水場を確認しておくことが重要になります。

●空調機直下の物の移動
業務用エアコンの清掃時には、空調機下に脚立を立て作業をします。空調機下に荷物や資材があると脚立を立てることができない為、移動をお願いする場合があります。動かすことのできない棚等がある場合は、外注先に事前に相談することが重要です。

まとめ:業務用エアコンの定期的な清掃がコスト削減に繋がる場合も

業務用エアコンの清掃を行うメリットはご理解いただけましたでしょうか。
エアコン内部の汚れを放置してしまうと、故障を招き修繕コストが発生してしまう、劣化を早めてしまい整備頻度が上がってしまった等、管理コスト増加の原因になる場合もあります。
また多くの台数の業務用エアコンの管理を行う企業様では、故障する都度対応することで人手を多く取られてしまうことも考えられます。

定期的な洗浄は最適な清掃浄頻度で維持管理するだけでなく、空調点検も同時に行うことで、費用を抑えたメンテナンスが可能となります。
お困りの方は、是非お問い合せボタンからご連絡ください。